Asuta Co.,Inc. は安全な食品原材料の輸入を心がけています!!

食の安全への取り組み

 

弊社は「残留農薬ポジティブリスト制」(H18年5月29日施行)により、

中国からの輸入がかなり難しくなる事を想定し、H15年秋にアメリカの唐辛子栽培視察。

その時出会ったニューメキシコ州立大学 ポール・ボスランド園芸学教授 の元へ

研修のためH17年2月より9月末まで弊社 中川 博統 を派遣。

 

唐辛子栽培を勉強すると同時にサプライヤーを探しましたが、日本の細かい要求に

対応して頂ける農家・工場は無く交渉はうまく行きませんでした。

 

(写真:The Chile Pepper Institute にてDr.ボスランド氏(右)と)

 

前後して西オーストラリア州政府 (神戸事務所) の紹介で、パースにて

日本・中国の品種のテスト栽培をスタート。

 

2006年3月 栽培地を視察に訪れました。

 

非常に豊かに実り 栽培としては大成功でしたが、オーストラリアでは人手の問題で

日本の要求する商品を作る事が難しく、話しが中断してしまいました。

 

(写真:西オーストラリア州パースにて  Mr.ゴラーチェ氏(左2)と)

検討の結果、日本市場は非常に難しく商売単位が小さいので中国以外の国で対応する事が非常に難しいと判断。

再度中国で安全に栽培を行う方法を検討する事に。

 

中国の再調査に着手

 

2006年に入り中国からの野菜の輸入に黄色信号が灯り始め、

ポジティブリスト施行を期にメディアが中国の農薬使用の現状を報道。

中国最大の野菜産地である山東省の野菜から日本の基準をオーバーする商品が続出!

 

どのように対応していくかを模索していた矢先、中国雲南省の会社と

コネクションが出来、2006年8月に現地視察へ。

海抜1500m・栽培地が1200~2600mの高地にあり水の綺麗な環境汚染の無い場所が

中国にもある事を再認識する事となりました。

 

この時点で弊社では中国を中国大陸、各省を一つの国と考える事にしました。

今まで雲南省から一部唐辛子は日本に輸入されていましたが、大蒜・生姜のように

競争の激しい物は中国内陸運賃が高く、少々安く買い付けても輸送費の差が大きく

日本市場では受け入れられませんでした。

いわば雲南省は加工水準が低く日本市場から忘れられた存在でした。

 

しかし産地を訪問し、中国でまだ全く汚染と無関係の場所が有る事に驚きました。

そして雲南省の会社に今まで弊社が蓄積した乾燥・冷凍野菜のノウハウを生かし、

雲南省で工場を建設する事を提案しました。

産地指導と工場建設へ

 

2006年9月から圃場を決めて契約栽培をスタートする事になりました。

2006年暮れに雲南省の会社と合意

 

2007年4月より工場の建設が決定・工場建設が始まりました。

当初 7月完成予定で進めていましたが、最初に導入した乾燥装置が旨く稼動せず

2007年7月からの稼動は断念せざるを得なくなりました。

2007年8月に総代理店契約に調印する。

2007年9月乾燥設備の再設計を行いました。

2007年12月初め稼動の運びになりました。

中国に2つの基地

中国も多くの自然災害・天候不順の影響を受けます。

そこで弊社では、中国国内に最低でも1アイテム2基地を前提に開発を進めています。

中国南部・北部に各1つ、気候が大きく異なる・同時に災害の影響を受けにくい地域を選択し、

安全をチェックした上で圃場選択をする。

今後、地球温暖化にともなう異常気象(豪雨・旱魃・高温等)の被害が予測されます。

その中でも安全な商品が安定的に供給出来るシステムの構築を目指しています。